マンションの総戸数・規模による種類と住み心地やメリットとは
マンションを選ぶ際に考慮すべき基準の一つとして、総戸数による物件の規模があります。
マンションの規模は、同じエリアでも住み心地や特色が異なることがあります。
家族構成やライフスタイルに合ったマンションの規模を考えることが重要です。
マンションの規模による種類
マンションの総戸数によって、規模の分類があります。
一般的な基準としては、小規模マンションは50戸程度まで、中規模マンションは50戸~100戸程度とされています。
大規模マンションは100戸以上の物件を指し、200戸や300戸以上の場合もあります。
さらに、小規模マンションの中でも3階程度までの物件は低層マンションと呼ばれます。
また、20階以上の高層マンションはタワーマンション、広い敷地に複数の棟が建てられているマンションは多棟型マンションと分類されます。
マンションの規模による特徴の違い
小規模マンションは、低層マンションでは3階建て程度までの建物が立っています。
主に第一種低層住宅地に位置しており、静かで落ち着いた住環境を提供します。
周辺に高層建築物が少ないため、リビングなどの空間が広々としている傾向があります。
都心の高級住宅街には、低層のマンションが多く建てられています。
このような住宅街のマンションは非常に稀少であるため、資産価値の維持がしやすい特徴があります。
他の地域と比較して、このエリアに低層マンションを持つことは、将来的な価値の上昇や投資の安定性を期待できるでしょう。
一方で、小規模マンションの中でも中高層のマンションは、駅周辺など利便性の高い場所に建てられています。
シングル向けやファミリー向けなど様々なタイプの住戸があり、特に2LDKや3LDKが一般的です。
これらのマンションは、都心部の便利な立地や多様な間取りが魅力となっています。
参考ページ:総 戸数 の 少ない マンションは大規模マンションと比較してメリット・デメリットは?
小規模マンションのメリットと注意点
小規模マンションは、住戸数が少なく、角住戸が多いため、エレベーターの待ち時間が短くて済むというメリットがあります。
また、規模が小さいため、住民同士が顔見知りになりやすく、コミュニケーションが円滑に取りやすい点も挙げられます。
しかしながら、小規模マンションにはいくつかの注意点もあります。
管理人がいない場合や管理費や修繕費用が高額であったり、理事の交代が頻繁に行われるなどの事情によっては、管理面の課題が生じる可能性があります。
また、共用施設が少ない場合もあるため、その点についても事前に確認する必要があります。
小規模マンションを選ぶ際には、上記のメリットと注意点をしっかりと理解し、自身のニーズやライフスタイルにあった物件を選ぶことが重要です。
ご購入や入居を検討される際には、不明点や心配事がないよう、不動産会社や管理組合に相談してみると良いでしょう。